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就職後、「3つの力」でキャリアが変わる
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A.T. カーニー株式会社
日本代表
梅澤 高明 氏
東京大学法学部卒、米マサチューセッツ工科大学スローンスクール卒(MBA)。日産自動車の営業・マーケティング業務を経て、A.T. カーニー(NYオフィス)に入社。米国の小売・消費財・自動車業界に対するプロジェクトを経験。1999年より日本オフィス勤務。主な著作に『ストレッチ・カンパニー』(翻訳、東洋経済新報社 2005年刊)などがある
「経営コンサルタントの仕事は、企業を対象とした経営戦略の策定や経営改革の支援です。ただし、金融危機以降の大きな環境変化によって、今後のシナリオがいよいよ読みづらい時代に入っている。その中で、クライアント企業の中長期戦略を再構築していくことは非常に難易度の高い仕事になるし、コンサルタントもこれまで以上に広い視野を持つことが求められています」
A・T・カーニーでパートナー兼日本代表を務める梅澤高明氏は、経営コンサルタントに要求される役割や能力が、より高度なものになりつつある最近の状況をこのように語った。その中でクライアントと建設的な議論を行うには、経営者と同じ目線に立つことが必要となる。
「まずは、マクロの視点から外部環境の変化を理解すること。当然ながら日本経済だけでなく、世界経済の枠組みや地球全体の持続可能性を含めた、大きな視点で経営環境の変化をとらえなくてはいけない。そのような視点から経営戦略策定にかかわるプロジェクトが、最近特に増えています。トップダウンの視点で議論を広げる一方で、その企業のDNAや価値観、強みを深く洞察し、現実性を見極めて戦略に落とし込む力も同時に必要となります」
また、業界や会社の常識にとらわれず、多様な視点を持ち込むことも経営コンサルタントに期待される役割の一つ。他業界の事例からヒントを得て新たな発想が生まれることも多く、幅広い業界・業種について知見を広めることが求められる。
現在の日本産業が抱える課題を考えれば、「グローバル視点」がいよいよ重要性を増していると、梅澤氏は話す。
「今後の日本の成長を考える上で不可欠なポイントは3つ。1つ目は、外国人を日本社会および企業に迎え入れて内なるグローバル化を図ること。2つ目に、これまでの日本の成長をけん引してきた『グローバル製造業』以外の産業、例えば消費財やコンテンツ、サービス業などでも、世界市場でカネを稼げるようになること。3つ目に、国内に眠る1500兆円の個人金融資産を、世界の市場で運用しリターンを上げていくこと。いずれもキーワードは“グローバル化”であり、コンサルタントには、こうした視点が欠かせません」
グローバル視点を持って、日本の産業界を代表する企業群の変革とグローバル市場での飛躍を支援することは、まさに日本経済の再生に最も大きく貢献すること。コンサルタントに期待される役割は非常に大きいといえる。
学生への応援メッセージ
仕事で何を実現したいのか
とことん考え抜くことが大切
「Green & Sustainability」
環境問題への関心が高まる中、企業の経営戦略を「地球に優しく、持続可能性のあるもの」へと再構築する動きが進んでいる。従来のCSR(企業の社会的責任)は、経営戦略とは別のものとして取り組まれることも少なくなかったが、「事業を通じて、いかに地球環境と社会に貢献するか」が真の経営課題となっている

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