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就職後、「3つの力」でキャリアが変わる

注目の4業界で飛躍の条件を身に付けろ 就職後、「3つの力」でキャリアが変わる IT業界
フューチャーアーキテクト株式会社 石橋 国人氏

ITという切り口から経営を見ることで、計数感覚などの経営的視点が養われる

フューチャーアーキテクト株式会社 取締役副社長
CTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー)兼 CSO(チーフ・セキュリティ・オフィサー)
石橋 国人 氏


ロジック・システムズ・インターナショナルを経て、シャープにてAI(人工知能)、UNIXシステムの研究に従事。1989年に現・フューチャーアーキテクトCEO金丸恭文氏と二人三脚でフューチャーシステムコンサルテンィグを設立。2003年、取締役副社長就任。現在は技術の総責任者を務める一方、情報管理の徹底とセキュリティー強化にも注力している


「この業界に入って身に付けていただきたいのは真の技術力です」

そう語るのは、フューチャーアーキテクト取締役副社長の石橋国人氏。現在のシステム構築は、コンピューターメーカーなどの製品とオープンソースを組み合わせたものが主流。「製品を組み合わせて利用するとしても、本質的なメカニズムを併せて理解しなければ、現場で役立つ真の技術力は身に付かない」と話す。

「最近の製品は、IT知識の乏しい人でも一見システム構築が容易な機能を提供してくれる。ただし、表面的な理解のみで構築すると、システムが利用されるあらゆる局面において的確に、かつ仕組みとして最適な動作をするとは限らない。難易度の高いシステムを構築するには、自分の書いたプログラムがコンピューター上でどう動くのか、例えばメモリー上にデータがどう書き込まれて動作するかまで、メカニズムを想像することが必要です」

また、顧客への付加価値の提供という観点でも、技術力は武器になる。

「なぜなら、業務のプロという自負のある顧客に対して課題解決の提案をする際、実装経験に基づく深い技術力の裏付けがあってはじめて説得力を持つ。技術力があれば若手でも短期間で顧客の信頼を得ることができます」

グローバル視点に関していえば、ITに関する情報は、大半が米国発のもの。日本国内で仕事をしていても、海外の文献やWebサイトなどで最新情報を収集することが必要不可欠。同時に、グローバルビジネスに必要な英語力を求められる機会も多い。

また、ITコンサルタントとして経験を積むことで、経営センスも身に付くという。顧客の経営課題を本質的に理解することがスタートになるため、「当社では新卒採用時、簿記2級の取得を義務付けている。財務諸表を読めることが経営の理解につながるからです」という。特に大型のプロジェクトでは、数十億単位の金額に責任を負う場合も多く、顧客のIT投資効果に対する責任と、自社の経営に対する責任の両面で、経営的な視点に立つことが必要になる。

「経営センスを身に付けるには、まず計数感覚を養うこと。最近はITを使って事業状況をより細かに“見える化”したいという顧客が多い。売上や顧客数の変化などをリアルタイムに把握できるからです。つまり、ITから経営を眺めると、すべてが数字で見えてくる。数字を本質的に理解する計数感覚を通じて、経営センスを身に付けることができるでしょう」

学生への応援メッセージ

自分の世界に壁をつくらず
何事も貪欲に身に付けよう

早くから専門分野を絞ると、将来への可能性が限定される上に応用力が身に付かず、自身の価値も向上しない。技術の世界は、まさに“可変の地図”。その地図を思い描いて、確実に一つ一つ塗りつぶしていくように、入社5年くらいは何にでも挑戦し、貪欲にいろいろなことを吸収してもらいたい

「クラウドコンピューティング」

インターネット上に散らばっているデータやソフトウエアなどのリソースを、ユーザーがネットワークに接続するだけで簡単に利用できる環境のこと。企業にとっては、データセンターの運用に掛かるコストを押さえたり、社員の仕事の効率化を図れるというメリットがあり、昨今急速に注目されている概念だ


コンサルティング業界 総合商社 金融業界

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