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- 注目の4業界で飛躍の条件を身に付けろ 就職後、「3つの力」でキャリアが変わる
就職後、「3つの力」でキャリアが変わる
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業界構造
1996年からの日本版金融ビッグバンを皮切りに、グローバル化、自由化、証券化(セキュリタイゼーション)が進展。それに伴い、外資の参入や国内メガバンクなどのホールディングス化が相次いだ。最近では、ゆうちょ銀行の誕生やリーマン・ショックによる業界再編など、業界の構造自体が目まぐるしく変化している。「金融業界とひとくくりにいっても、銀行、証券、リース、信販・クレジット、保険など、その業態は多い。そのため、『内資』と『外資』、『リテール』と『ホール』という切り口で業界研究することをおすすめします」(キャリアデザインセンター人材紹介事業部課長・酒井康弘氏)

事業内容
内資は「グローバル化」がカギ 外資は「投資・M&A」に注目
日本国内のメガバンク各社は、自由化による投資信託や保険商品の窓口販売の解禁を受けて、リテール部門の強化に力を注いでいる。昨今では個人資産家などの富裕層をターゲットに、顧客獲得の競争が激化。資産の長期コンサルティングやサービスを提供する「プライベートバンキング」が注目を集めている。また、ホール部門では不良債権処理が進んだことにより、アジア進出策を推進。国内の大手企業への融資が大幅に減少しているため、今後はグローバル化がキーワードになりそうだ。
一方、外資ではクロスボーダー(国際間)の金融取引が活発だ。中でも、セキュリタイゼーションの流れから、在日の投資銀行や証券会社を中心に、投資やM&A業務が重要度を増している。サブプライムローン問題やリーマン・ショックに端を発する金融危機によって痛手を被ったものの、不況期に応じた新たなビジネスモデルの開発力は、国内の金融機関に比べて一日の長がある。最先端の金融工学を含め、アセット・マネジメント(資産運用)、リスクヘッジなど、企業活動や個人投資にかかわる上で、欠かすことのできないスキルを身に付けられる環境だといえるだろう。
仕事内容
どの職種のスペシャリストを目指せるのか見極めることが大切
「一部の外資系証券会社や投資銀行を除き、就職活動においては総合職、一般職という区分けで採用を行うことがほとんど。しかし、総合職の中にもリテールセールスやホールセールス、商品開発やアクチュアリー、アナリストなどのミドル業務、バックオフィスなど、さまざまな職種が存在します。金融業界の仕事は、複数の職種を行き来するのが非常に難しいため、自分が何に携わりたいのか、それは具体的にどのような仕事内容なのかをしっかりと理解するようにしましょう」(酒井氏)
昨今の金融不安から、外資系金融機関を中心に採用を縮小、凍結する企業が増えている。一方で、投資やM&A業務への注目度は依然として高く、世界でも一流と称される企業では採用が行われているのが現状だ。
中でも、外資系証券会社や投資銀行では、海外の事例やノウハウを活用し、国内初となる案件を手掛ける機会があるため、非常に魅力的な仕事があるといえるだろう。また、外資系金融機関は基本的に成果主義であり、能力のある個人が尊重される。結果がすべてだからこそ、多種多様なプロフェッショナルキャリアを築くスキルを身に付けることができるのだ。
金融業界の歴史と変遷
【1990年代中ごろ~】
金融ビッグバンによる業界構造の変化
規制緩和を受け、銀行、証券、保険の相互参入や異業界からの銀行業への参入など、競争が激化。また、大手メガバンクを中心に、合併や統廃合による金融グループのコングロマリット化が進展した。国内市場の疲弊もあり、本格的なアジア進出も開始される
【2000年代前半~】
新たな銀行の誕生
セブン銀行に代表されるインターネットバンクが登場。店舗に足を運ぶ必要がない利点などを活かして顧客を獲得し出す。また、外資系の金融機関や投資ファンドによる日本市場への積極的な投資も始まり、多種多様な取引手法や金融商品が市場に広まった
【2000年代後半~】
サブプライムローン問題による業界再編
米国のサブプライムローン問題が飛び火し、欧米や日本の金融機関にも深刻な影響が出る。日本の大手銀行6グループの損失額は約1兆円に膨らんだ。これに伴い、再発防止に向けて資産の裏付けやリスクの開示など、業界のあり方にも変化が起こっている
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